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アビーズおいたち

徳田と重松は中学時代からの付き合いである。二人は野球部に所属していた。外野で玉拾いをしながら、野球そっちのけでビートルズの話題で盛り上がっていた。そんなある日、中学2年の時に南九州へ修学旅行に行った。鹿児島のホテルでの夕食のとき、そこのホテルの広間でホテルの息子(?)がギターの弾き語りで『アンドアイラブハー』を歌ったのだ……。これには二人ともぶったまげてしまった。当時はギターなど弾ける人はわれわれの周りには誰もおらず、なおかつビートルズの歌を弾き語りするとは!!。今でいうカルチャーショックである。バンドを始めるきっかけになったのはいうまでもない。テープレコーダーすらまだまだ我々の手の届くモノではなく、ラジオから聞こえるビートルズの『恋する二人』などをカタカナで何度も何度もメモし、歌詞を覚えていた時代である。

そんなある日、近くにギターを弾ける人がいるとの話を聞き、早速おしかけてギターを教えてもらった。それからバンドを結成するまでそう時間はかからなかった。4人でベンチャーズバンドを始めた。(いきなりビートルズはとても難しかった)。別々の高校に進学した二人は、それぞれの高校でそれぞれのバンド活動を行う。ビートルズや当時のロック、GSなどを演っていた。大学ではビアガーデンやダンスホールなどに時々出演していた。それからふたたび一緒になった二人は、オリジナル曲やビートルズ等で盛り上がっていた。ギターを片手にあちこちを旅行しまわったのもその頃である。しかし大半のバンドマンがそうであるように、やがて就職を機にバンド活動は自然と消滅していった。時々会うたびに、また電話で話すたびに、バンドを又やりたいね〜という話で盛り上がっていたが、仕事も忙しく、家庭もあり、なかなかそういう境遇にはなれなかった。

アビーズの生い立ち

それから時は経ち、19世紀最後の年である2000年4月に、ひょんなことからベースの中村と出会う。かれは高校時代からベースを弾いており、一時期大阪でバンド活動をやっていた。彼もまたビートルズきちがいであった、そして徳田、重松と同級生であった。彼もバンドを卒業して以来20何年もベースを握ったことすらなく、音楽(ライブ活動)は彼の良き思い出として心の片隅にしまいこんでいた。一度セッションをして、さっそく意気投合した中村は2回目の練習の時には新調のベースをかかえてきた。3人共まさかこの歳になってバンド活動が出来るとは……無常の喜びをヒシヒシと感じた。こうしてバンドの骨格は出来上がった。

それからあとはドラムである。あちこち探していたところ、知り合いの紹介で深町と出会う。年齢は3人よりずっと下であるが彼もまた高校時代からバンド活動にあけくれていた。深町もまたまたビートルズきちであった。若い頃はいくつかのバンドで活躍していた。深町が加入して、ここにビートルズコピーバンド【アビーズ】は産声をあげた。

それから、リッケン、ヘフナー、グレッチなどビートルズの楽器が揃うまでにそう時間を必要としなかった。やがて時々ライブ活動をするようになる。2001年(平成13年)10月にアビーズとして久留米のホテルで初コンサートを行う。

2003年(平成15年)3月にキーボードの平田が参加することとなった。彼女は声楽指導をしており、これもひょんなことで一度アビーズに歌唱指導にきたのがきっかけ……。クラシックしか知らなかった彼女があっという間にビートルズの虜になっていった。気づいてみると即、キーボードを購入した平田がアビーズの中に溶け込んでいた。平田の参加で初期の曲だけではなく、幅広く後期の曲までもレパートリーとすることになった。

こうしてアビーズ5人のメンバーが確立された。現在1〜2ヶ月に1回位のペースでライブ活動をおこなっている。

The Beatles Live Band "ABBEYS"
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